夜明け前より瑠璃色な -Brighter than dawning blue- 感想6 仁ルート(BAD END)

半分ぐらいが終わったところでしたので一旦気分転換にやってみましたと。

なんちゅう、不毛な争い...

これで終わるとは。
どう見ても子供の争いですよと。

しかも上手いらしいとか。

さらにそこから小天守3つと大天守があるとかどれだけ作る気だ。

そして、お約束のごとく波に流されて消滅。合掌。


ちなみにこれを見るまでノイシュヴァンシュタイン城を知らなかった俺がいますよとorz

夜明け前より瑠璃色な -Brighter than dawning blue- 感想5 エステルルート

エステルルート終了。

うん、エステル最高です。

特に犬と遊びたいのを達哉の前で我慢しているときとか、本当かわいすぎると。

そして、犬と遊び始めると...

この物語の大きな問題であった月人が地球人を嫌っているという話。
これも今のところ他のルートでは出てきていないことだと。

リースかトゥルーで出るかどうかだと思うので今できる個別だとこれが唯一かな。

それに悩みながらも、エステルが断れない方向に持っていったり、さやかのアドバイスを受けたり、カレンが場をつないだり、翠が頼んだ礼拝堂の見学の企画を進めたりと少しずつ距離を縮めていく。

しかし、受け入れてもらえそうになったところで、事件発生。

興味本位で礼拝堂を覗きに来た人たちのせいでエステルが耐えきれなくなり、地球人を信頼していく自信をなくしてしまう。

さらに、彼女の元々の希望であった外務局に誘われたり、生まれが判明したりと。
前者は生まれのせいで一度否定されたものをカレンやフィーナと話していたりするのをみて誘われたという今までの努力が否定されかねない理由で。後者はエステルが月人と地球人のハーフだということ。

もはや彼女は精神的にボロボロに...


達哉は心配していくが、その心に届きそうで届かない。

そこで彼女を立ち直らせる最初のきっかけが翠たちクラスのメンバーがおった千羽鶴
ここ軽く涙腺が緩みそうになりました。いいやつら過ぎる。

1クラス40人だとしても、1人25個。実際に作ったことがあるのですが、千羽鶴を作るのは簡単なことではありません。

クラスメイトが心から彼女を心配しているという想いがエステルに届く。


でも、それでも彼女は迷う。

今まで嫌っていた地球人たちの優しさを都合がよくなれば受け入れるのは、自分を孤児だということで弾いた外務局と同じではないかと。今までの自分なら突き返すべきでしょうと。

そこで達哉の言葉もよかった。

「つまり今は変わった。それでいいじゃないですか」

過去の良しあしを決めるのは自分ではなく、今をどれだけ大切に生きているかだと。カレンがいったその言葉をエステルに伝える。

それでも自分は一人になったら何も残らない空っぽのマネキンだと言う彼女に

「人間、そう簡単に一人になんかなれません」

みんな心配している。そして、モーリッツさんはそれで痩せてくるほど。そして、自分の中には常にエステルがいると。


その翌日、最後まで迷う彼女は自分の原点を思い出す。

モーリッツのようなあったかい、みんなに感謝される人になりたかったのだと。


そして、見学会本番。軽いトラブルがありながらも、順調に進む中、触れないはずだった月と地球の戦争の勝敗について、彼女が触れる。達哉はあせるが、エステルはそれぞれの立場から見方が違い、へだたりがあるので なくしていかないと伝える。

その後、こっそりクラスメイトやミアたちが準備していた終了後の野外パーティで自分が言いたかったことが伝わったことを知り、また自分を受け入れてくれるみんなに喜びを示す。


少しして、外務局の話も、叔父からの一緒にくらさないかとの話も断る。
前者は自分の親は愛してくれたモーリッツだから、後者は人とふれあい、喜びや悲しみを共有できる仕事につきたいのだと気づいたからと。

このときの彼女に迷いがないのは、やはり自分の原点で大切なものを分かったからこそですね。


そして、エステルがこの礼拝堂の責任者を継ぐことに。

その一方で最後まで隠されていたモーリッツの罪。
カレンは話せばエステルは赦してくれると言うが、モーリッツはそれを望まない。

「ならば、誰が貴方を救えるというのです」

カレンの言葉がとても悲しかったです。


エステルは本当の父親だと思っているとモーリッツに伝え、別れる。
飛行機が見える物見の丘公園の展望台から見送って。

最後にモーリッツがフィアッカという謎の人物に語る物語。

それは彼の娘が地球人との間に子供を作り、それを知ったモーリッツが二人を引き離し、さらに孫を礼拝堂に捨てて、そのショックで娘が死んでしまい、己の罪を悔い、礼拝堂の司祭との決して関係を明らかにしないという約束の元で孤児院で働くようになったということ。


それを永遠の命を記憶を持つフィアッカが覚えておくといったことで救われて、そのことでカレンに謝りながら、祈って終わる。

最後は伏線なのですかね。


基本的には内容的にも、キャラ的にも満足。
登場人物の間にも無駄がなく、ほとんど全員に意味が持たされていたかなと。これは後から追加されたものだからこそできるのでしょうね。

人の醜さをリアルに描きながらも、温かい心を印象に残したのはもう文句なしです。

エンディングで流れた「下弦の月 〜生まれ出づる明日〜」も心に染みました。

また、最後にエステルでなくモーリッツで終わらせたのは面白かったかなと。エステルのこれからをあえて描かないというのはそれだけの可能性があるということですし。(続編はありますが)

夜明け前より瑠璃色な -Brighter than dawning blue- 感想4 ミアルート

ミアルート終了。

話的にはよかったと思うと同時に物足りない、そんな感じでした。
いいんですけど、もう少し良くできたんじゃないかと。

小鳥のチコの世話などで少しずつ距離を縮めていくのはミアの性格とかを見ていると、らしくてよかったんじゃないかと。しかもそれが達哉とミアのその後と同じような形になっていることも含めて上手かったと。


他にもフィーナとの出会い、そのときの約束を大切にしていることが感じ取れたのがいいです。母とフィーナの母親との関係をよいものとし、彼女たちの思いを大切にしていたことも。「フィーナが間違った道を歩いて行きそうになったら、正してあげてくれ」との言葉も。

そして、フィーナがさやかの処分を受け入れようとした時の

「それでも姫さまですかっ!」

と叫び、セフィリア(フィーナの母)がそんなふうになることを望んでいなかったと告げ、

「恩を受けた方に仇で返すなんて……王家の一員としてあるべき姿ですか!?」

これは本当心に響きました。そして、これは誰でもないミアが言ったことだからこそだとも。

それを叱った、フィーナに達哉がミアの気持ちを代わりに伝えたところも。こうやって、支えられてこそ主人公だと思います。



そして、別れの時、ミアはフィーナについて帰ろうとするが、最後の時にミアに残るように頼む。自分も親離れしないといけないと。言った時のは感動的でした。ミアがフィーナを思うように、フィーナもミアの幸せを心から願っている、それがよく現れていました。

逆に物足りなかったところが

・ミアではなく、フィーナが最終的な決定をしたこと
・共通ルートの初めのころに感じた微妙な距離感の未解決

この二点です。

前者はミアが一人で決めてよかったものではない、そう思いますが、フィーナについて戻ることを決めた後に、フィーナが残らせるのはなと。二人、もしくは達哉を含めた三人で決めてほしかった。もちろん、今のでも感動的なんですよ。でも、だからこそと。

後者は初めのころに、なんとしてもミアはフィーナと同じ部屋にならないように気を使ったりなどのところが少し遠く感じていました。二人の近さを思えばこそ、余計になんですよね。フィーナルート一回目では解決されなかったし、最後のでは難しそうだと思ったので、ミアルートでかと思ったのですが、ここでも絆の強さとその大本こそあっても、これに繋がる何かの問題とその解決はでませんでしたし。



また、ミアが可愛かったと。自分の中では純粋に可愛いという意味だと今のところ夜明け前よりでは一番かな。

最後にチコが家族を作ったところを二人で見上げて終わるのもこれから先の幸せな未来が想像できてよかったかな。

夜明け前より瑠璃色な -Brighter than dawning blue- 感想3 麻衣ルート

麻衣ルートの感想をと。これを書けば次からは終了直後のキャラを書けますと。


最初の感想。

Brighter than dawning blueではHシーンなしなのに、凄くエロく感じたと(何

元々はそういうシーンがあったからってのもあったのでしょうが、FAとかではそういうシーン以外ではそのように感じる場面はあまりなかったと思いましたし、ここには書いていませんがプレイ済みのリトルバスターズエクスタシー(一応もう一度やったら書く予定)と比べるとそういうシーンありでも、こっちのがエロい気が。


健気なんですよ。一途なんですよ。普通にそういうのなしでも可愛いんですよ。

ただ、それ以上の印象が...

肝心なストーリーですが、付き合うまでもそうですが、それ以上に後半のさやかに話してからが、一番大切な部分かと。

元から義兄妹だということを知っていても戸惑うのに、実の兄妹だと思っていた状況でそうきては当然でしょう。

さやかの苦悩がよく感じ取れました。

何気にラピスラズリのアレンジ(iris mix?)が流れているのがよかったかな。歌詞的にはこの状況は微妙かもしれませんが、曲だけだと胸に染みます。




今まで書かなかったけど、仁さんが面白いかついいキャラすぎる。
男キャラでは、かなりいい味を出していたFAでのメンツより好きかも知れない。

可愛いと言ったのをみんなに言ってると言われた際

「誤解だ! こんな台詞、我が妹以外の女性にしか言ってないよ」

マジ、吹きましたと。

しかし、上のは兄妹だからいいですし、菜月のツッコミが入るからこそ、仁さんの面白さがっ際立つわけですが、

「もう、こんな美人が隣にいるんだからボケッとしない!」
「えっ、どこどこ?」

これはさすがに菜月が可哀そうだと。達哉酷え...


仁さんの真面目な方では冷静になれと言いながらも、戯言だから聞き流してくれといって、達人だったんじゃないかと聞く達哉に

「いくら達人でも君の人生を代われるわけではないからね」

と答えたりとか、

さやかに貰ってきた愛情を返し、家族を築いてきたという自信を取り返せるようにするように言ったりとか、他にも細かいところでフォローを入れたり、大切なことを分かっている人だなあと。

仁さんだけでなく、左門も、話し合え、自分を責めるなと、言ってくれたり、菜月が背を押してくれたりと、鷹見沢家はみんないい人たちだなと。


彼らだけでなく、フィーナやミアからも後押しを受けて、さやかと話に行くが、大切なものが崩れてしまうのではないかと思い、弱っているがゆえに、本当の気持ち−迷惑だとなんて思ったことない、家族だと思っていた、信頼していないと思っているのか?−をぶつけてしまい、それに認めてほしい達哉が反論していくうちに、麻衣が「みんなを困らせたくない」と出て行ってしまう。

その後、達哉が追いかけて、逃げ出してしまうのではないかとの不安を抱く麻衣に、何度でも追いかけると伝えて...

何か、麻衣と達哉の方で完結している気もしますが、おそらく全員が弱さを見せることができたからこそ、3人は本当の家族として認めあえるようになったのではないかと思います。

個人的にはリボンを手放したところで終わりでよかった気もしましたが、本当の意味で乗り越えたということのために、必要だったかもしれませんね。

なんだかんだで、さやかルートの足りないところを補っていたのではないかなとも。

夜明け前より瑠璃色な -Brighter than dawning blue- 感想2 さやかルート

とりあえず、さやかルートの感想を。

カレンの出番が比較的多いのがよかった...というのは置いておいてと。
いや、思いっきり本音ですよ。ただ、メインはさやかなわけですのでと。

家族として互いを想う気持ちがよく描かれた優しい話でした。

さやかと達也が互いを思いながらも、家族を壊したくないからと思うがゆえに、達也を子供扱いしてしまっていたさやかの内面もよく書かれていたと思います。

そこを意識していたのに、受け入れるのが早いとは思いますが、これぐらいでいいんじゃないかと思ったりも。


で、麻衣に話すとき

麻衣の「まさか……この前のフルート、実はレンタルだったとか……?」

ここでの脱力感が程よくよかったかなとも。
大切な話とかで、よくある脱線ですが、いつかのフルートの話が、伏線だったとは...


肝心の話ですが、麻衣受け入れはやっ! と。 多分、2人のことを大切に思っているからこそ、受け入れられたのかなと。大切だからこそ受け入れられないときもあるでしょうが、そこは...まあ、やっぱり早いかな。

さやかルート最後の問題が、月に留学する話。
行きたがっていたはずのさやかがなぜか断ろうとして...

それを気にした達也はカレンに考え直すように言ってほしいと頼みますが、事情があるかも、たとえば家の相続税を払うために、頭を下げたくない人に頭を下げて借金していた可能性とかもあるかもしれないと。それで、立ち去ろうとした達也にある言葉を伝える。

「隠し事無く、何でも相談するのも家族ですが……相手のことを思うからこそ言えないことというのもあります」

これがさやかルートの一番大切な主題な気がしました。


その後、さやかと話して、何をしてでも本気で守りたいものができたら分かると告げられ、麻衣にその話をすることで達也は気づく。

自分を犠牲にして、家を守ろうと家族がすることの辛さを...ましてそれが自分のためにされることだったら、なおさらと


一週目のフィーナルートでは感じられなかった、達也の成長がここでよく感じ取られると同時に、なかなか気づけないこのことの重さがよく分からされました。

誰かのために行動することは、決してその誰かのためだけにはならない。自己満足でしかないかもしれない。だから、それを相手に気づかせないようにする。そこまで考えられるのが、大人なのでしょうか。

ヒロイン中唯一の大人であるさやかだからこそ、出せた話なんじゃないかと思います。

そして、そのことに気づけたからこそ、達也は、さやかに家族というものは簡単に壊れるものではないと伝えられ、彼女に月に行くことを選択できるようにしてあげられたのではないかと思います。

全体的に見て、上手くできていたんじゃないかと思います。


ルート関係ない人物としての、さやかの感想は、何かなごむなあと。
それなのに、しっかり家族を支えているところとかのギャップが大きく、だからこそ余計にいい感じだったんじゃないかと思います。

パッと見た感じで好きそうなキャラ(今回は菜月、翠)を後に回そうと思っていたのですが、さやかを最初(フィーナ1週目は強制のためカウントなし)にしてしまったのはもったいなかったかなとも。

夜明け前より瑠璃色な -Brighter than dawning blue- 感想1 フィーナルート(1)

何か、やってから時期が開いていますが思いだしながら書いてみますと。

一週目は強制ということを友達から聞きながらも、忘れていたのであれ? と思うことに。

全体的には悪くないんだけど、明らかに他のキャラのを選んでいるのにそっちに行ってしまうのは何かなと思ったり。

他にも達也自身が途中で思っているように、過去のせいでフィーナを好きに思っているようにい思えてしまう部分が多すぎるかなとも。きちんとフィーナ関連を選んでいればそうでないのかもしれませんが...


逆に「相手が忘れているのは少し寂しい気もするけど、きっとその人の中で記憶は生きている」、だから許せてしまうと、達也を責めずに言えるフィーナはとてもよかった。そして、そのうえで一番大切なのはこれからとできるところも。

正直、達也がなんだかなあ...と言った感じ。
喧嘩した部分も、無理はないんだろうけど、何か見せ場が少ないから余計に情けなく感じてしまいました。この後の汚れたサンドイッチを食べたりとかで一応主人公らしさはありますが...

ただ、ここでのさやかやカレンがよかったです。慰めるのではなく、叱る。こういうところはさすが年上の人たちだなと。

試験のために、フィーナに全力でやってくれというのは悪くないですが、簡単に負けてしまうのもなあと。勝たれても茶番感はありますよ。ただ、せめてもう少し健闘してほしかった。
そして、悲しめないというのも。

最後の質問に、フィーナをよく理解しての回答を出せたのはよかったですが、やはりなあと。

逆にそれで認める、カレンが最高でしたと。


上の簡単なまとめ

達也がもうちょい主人公らしくあってほしかった。
カレンが最高でした...あれ? フィーナルートの感想のはずじゃ...

フィーナも悪くなかったのですが、わずかな出番でカレンの方に...というか何でカレンルートないんですかorz

FORTUNE ARTERIAL感想9 その他

とりあえず、その他の部分を。

美術部部長ルート

いや、待てと。多分FAやった人の大半が思うでしょうが、とりあえず名前をつけてあげてくださいと。

隠しイベント

もう、笑うしかないと。
桐葉の冷め方と、そのかなでさんの対応は面白かった。


とまあ、こんなところでFORTUNE ARTERIAL感想は最後かなと。

次からは夜明け前より瑠璃色なの予定。というか現在進行中です。