FORTUNE ARTERIAL感想8 かなでルート

本当は結構前に終わっていたけど、書く時間がなかったので。

無難に綺麗な話だけど、陽菜ルートがあってこそという感じ。

前半は陽菜に幸平を譲ろうと、かなでさんが遠慮し続けるために気持ちが届かない。本当はかなでさんも孝平が好きなのに...

そこを陽菜の後押しでお互いの気持ちが通じあう。

ここだけだと正直物足りないんだけど、陽菜ルートをやっていると姉妹の結びつきの強さがこれだけ以上に感じられるから、十分なものになる気がします。

しかし、その後かなでさんが先代の寮長に託されて、孝平と2人で一生懸命守ろうとしたケヤキを切らなくてはいけないという話になり、2人の間にまた距離ができてしまう。


他者から見れば、些細な問題かもしれません。

他のルートの困難に比べたら簡単なものでしょう。

でも、それが簡単なものにならないから人の思いは難しく、そして大切なものなのだと思います。


孝平はせめて、かなでさんがケヤキを守れなかったということで他の人から非難を受けないようにと、できることをしようとする。

孝平の気持ちが分かったかなでさんが、自分の役目だとケヤキに最初の斧による切り込みをいれ、再び距離をなくす。

最後にケヤキの木材でベンチを作って...

ちなみにケヤキを植えたのは伊織だったというオチも。
植えた本人だからこそ、ご利益は信じていなくても本当は大切だったのではないかと思います。それを迷わず斬ろうとしたのかとも彼なりの責任感だったのではないかと。



しかし、かなでさんが楽しいだけじゃなくて、非常に可愛かったです。
ルート内でなら可愛さは白ちゃんに十分匹敵するのではないかと自分は思ったりも。

FORTUNE ARTERIAL感想7 陽菜ルート

陽菜ルート終了。

素直によかったと言える話かなと。

付き合うまでは順調だったものの、どうも壁のようなものが残る。

それは陽菜の自分のせいで、精神的な負担がかかり、母親が亡くなり、かなでさんや父から母を奪ってしまった、だから自分は幸せになってはいけないと思ってしまう心だったと。

それを聞いたかなでさんが、母親は最後まで陽菜のことを心配していて、自分がお嫁に行くまで見届けると、幸せになるまで守ると約束したと伝えて、叱咤する。
母親のためにも、孝平のためにも幸せにならないといけないと...

姉妹の絆がよく描かれていたのがよかったです。

また、姉妹だけでなく、ずっと友達だと言ってくれたから、救われたと言う孝平の気持ちなどの二人の大切な繋がりがあったのも大きかったかなと。

「恋人になっても、他人になっても、ずっと友達だから」

との陽菜の言葉。普通恋人と友達は別のものにされる気がするのですが、それ重複可能なものとしてみることでいい方に使ったと思います。

陽菜の記憶など、トゥルーに関する伏線がありながらも、それを解決しないでも自然に物語にできる形だった分だけ、吸血鬼関連の三人よりは恵まれていたのかもしれませんね。

FORTUNE ARTERIAL感想6 トゥルー

トゥルー終了。

悠木姉妹のは後回しにして、こちらからやりました。

全体の感想としては素直によかったと。

伽耶との確執を一方的にやりこめるのではなく、彼女がどうしてそうするかの理由を知り、彼女の思いを理解しての行動を選択したのはよかったかなと。

問題が解決した後の誕生日会の「き、消えぬではないかっ!」はかなりよかったです。


他にも吸血鬼に関わるところが多い、関連の三人のルートのうち、白以外の二人の部分での問題点が解決されたのもよかったかなと。

また、吸血鬼に関連がないと思われた陽菜が、昔瑛里華と知り合いだったってのもよかったかなと。多少無理やりな感もありますが、これがあるからこそ全員のルートをやらないとトゥルーができないことに意味もでてきますし。かなでさんも何か関連することが欲しかった気はするけど、それは仕方ない。

せーちゃんや伊織が格好よかったですね。
せーちゃんはそれまでに見せていた一面とは少し違った感じを見せつつ、本来のよさをなくさずに動いていたもいいですし。
白も伽耶の気持ちを理解したりと、生徒会メンバーがそれぞれにいいところを見せてくれました。

FORTUNE ARTERIAL感想5 桐葉ルート

桐葉ルート終了。

眷属の意味をしっかりさせることが強かった感があります。
ただ、それを差し引いても桐葉というキャラがよかったと思います。
かなでさんの次に好きなキャラです(蹴

眷属説明的なことを除いてはよくも悪くもなく、といった感じに思えました
どうしても瑛里華に立場が近くなってしまっていることと性格などのせいで他のキャラと絡む場面が少ないのが少し痛いような気もしますが、それは仕方ないでしょう。トゥルーでははっきり別の役割になるんですし。
逆にそれでこの感じだったら悪くないのかもしれない。

眷属ということがやたら重かった割に、あっさり(痛々しいところを経てはいますが)終わってしまったのはちょっと物足りないかなと。


桐葉が出てくるときに流れる「ひとりじゃない」は割と好きです。

後、白ルートとは違った感じでCGが綺麗だったかなと。

印象に残った台詞は

「やった、紅瀬さん情報ゲット」


これは素直によかったと思います。後、

「ザヴァーシェ、ズダローヴィエ!!」 

は言えるかっ! と孝平のと同時に突っ込んだのは俺だけじゃないはず。


そういや桐葉ルートだとロシアンたこやき紅瀬仕様がでてこないんですね。
実行委員だから当然と言えば当然ですが。

FORTUNE ARTERIAL感想4 白ルート

白ルート終了。

白ちゃんは基本的に見てて癒されます。可愛さが半端ない。雪丸とのセットでさらに二割増しされますし。

しかし、それゆえにやはりというべきか彼女のルートである以上、当然どうにかしなくてはいけない問題がでてくるのですが、余計に痛々しく感じるようにも。


東儀家のしきたりという問題。
ただ、彼女達を縛るのならともかくせーちゃんもとい征一郎が言うようにそうではなく、生き方そのもの、「自分が尊敬する人たちが守ってきた生き方が、そのまましきたりになっている」とのことであるために余計に否定しにくいものとなってしまっている。

何よりもシスコンとすら言われる(というか大抵そのもの)征一郎は白ちゃんの幸せを願っている存在だからこそ余計に。


征一郎から孝平か舞かの選択を求められた白ちゃんは後者を諦めようとするものの、本当は舞いたいという気持ちを聞いた孝平が彼女を送り届ける。

事情も聞かないで原チャリを貸してくれるへーじがいいやつ過ぎる。まあ、ほとんどみんないいやつですが、これぞ親友の鏡と言った感じでしょうか。

そして、本番の舞ですが、二人で合わせるのは今年初めてにも関わらず、阿吽の呼吸で舞う。
舞うシーンはCGで実際に動くわけではないですが、かなり綺麗でした。その前の演出もよかったですし。ここに限らず、白ルートは綺麗なCGが多いと思います。
ここで流れる曲「moment(?)」もかなりマッチしていてよかったです。

できればアニメとかで見てみたいところかな。
ただ、アニメになったら瑛里華優先だろうからないんだろうな...
夜明けよりの方のアニメはどうだったんだろう。



最後は白ちゃんを東儀家から追放という形かつ、両親ともに元に戻らぬままで完全なハッピーエンドではないのかもしれませんが、それでもいいストーリーだったのではないかと思います。

ややトゥルーエンドへの伏線のために疑問が残るところもあるけど、それはしゃあないでしょう。


瑛里華ルートのときにも出てきたけど、紅瀬使用のロシアンたこ焼き恐るべし...

FORTUNE ARTERIAL感想3 瑛里華ルート

瑛里華ルート終了。

何というか悪くはないんだけど、特別いいってわけでもないって感じ。
トゥルーがあるからだろうけど。


何が物足りないかは、結局ストーリーが流されて進んでいたってことなんですよね。
吸血鬼であるということに瑛里華が悩み続けて、最終的には孝平を眷属にせざるを得なくなってと。


逆に言えば、トゥルーを残した状態であるからこうなるわけであるので、それを考えるとかなりよかったのだと思う。



ある日の伊織の一言。
「トイレブラシが君の人生を変えるんだ」
うわ、いやな人生だ...
そして、実際変わってしまう孝平の人生...まあ、必要なものではあるんですが。


そして、かなでさん行事関連で出てきすぎだろうと。
いいところで盛り上げてくれる。

FORTUNE ARTERIAL感想2

体育祭まで終了。



お茶会のメンバーも増えていき、瑛里華とも打ち解けてきたところで伊織の吸血事件が発生。
そして、生徒会メンバーとの話で伊織と瑛里華が吸血鬼であることを知らされ、生徒会に入るか、記憶を消して、今後関わらないかの選択を求められる。

そこで孝平は記憶の消去を選択。
いや、おい待てよ。と本気で思いたくなりますが、実際自分がその立場だったらと考えると妥当な判断でもある。

で、その後記憶を消そうとする直前の瑛里華の言葉が印象的でした。

「悔しいのよ。悔しいの。記憶を消さなくてはならないことも、この学院に記憶を捨てられる人がいることも、それが私の友人だったこともっ! 一から十まで、すべてが悔しいのよっっ!」

この学院生活が本当に大切な瑛里華だったからこその叫び...
結構響きました。

これとその後の、学院の記憶は消してしまっていいものなのか、何のためにこの学院に来たのかという問いかけで孝平は人とのつながりを持ちたくて、変わりたくてこの学院を選んだことを思い出し、記憶を消すと言う選択をやめ、自ら生徒会に入ることを選択。

その後OP。確かit`s precious timeでしたっけ。
OPは結構いい感じでしたが、その後の時点で何か不穏な感じがある伊織とせーちゃんの会話。

その後孝平体育祭の実行委員長になる。

しかし、かなでさんのネーミングセンスは楽しいんだが、危険だと。
いおりん、えりいん、へーじ、まるちゃん、人の名前はいいんだけど、
オリジナル競技「水風船で死屍累々っ☆」...待てっ!

作中でも突っ込まれていますが、怖すぎるよ。

そして、いかにさっさと終わらせるかを画策して100メートル走選択の桐葉とへーじ...

確かにグッドアイデアd(ry

体育祭を見事にやりとげたことで伊織に監督生棟の鍵を渡されて次から分岐と。