夜明け前より瑠璃色な -Brighter than dawning blue- 感想3 麻衣ルート
麻衣ルートの感想をと。これを書けば次からは終了直後のキャラを書けますと。
最初の感想。
Brighter than dawning blueではHシーンなしなのに、凄くエロく感じたと(何
元々はそういうシーンがあったからってのもあったのでしょうが、FAとかではそういうシーン以外ではそのように感じる場面はあまりなかったと思いましたし、ここには書いていませんがプレイ済みのリトルバスターズエクスタシー(一応もう一度やったら書く予定)と比べるとそういうシーンありでも、こっちのがエロい気が。
健気なんですよ。一途なんですよ。普通にそういうのなしでも可愛いんですよ。
ただ、それ以上の印象が...
肝心なストーリーですが、付き合うまでもそうですが、それ以上に後半のさやかに話してからが、一番大切な部分かと。
元から義兄妹だということを知っていても戸惑うのに、実の兄妹だと思っていた状況でそうきては当然でしょう。
さやかの苦悩がよく感じ取れました。
何気にラピスラズリのアレンジ(iris mix?)が流れているのがよかったかな。歌詞的にはこの状況は微妙かもしれませんが、曲だけだと胸に染みます。
今まで書かなかったけど、仁さんが面白いかついいキャラすぎる。
男キャラでは、かなりいい味を出していたFAでのメンツより好きかも知れない。
可愛いと言ったのをみんなに言ってると言われた際
「誤解だ! こんな台詞、我が妹以外の女性にしか言ってないよ」
マジ、吹きましたと。
しかし、上のは兄妹だからいいですし、菜月のツッコミが入るからこそ、仁さんの面白さがっ際立つわけですが、
「もう、こんな美人が隣にいるんだからボケッとしない!」
「えっ、どこどこ?」
これはさすがに菜月が可哀そうだと。達哉酷え...
仁さんの真面目な方では冷静になれと言いながらも、戯言だから聞き流してくれといって、達人だったんじゃないかと聞く達哉に
「いくら達人でも君の人生を代われるわけではないからね」
と答えたりとか、
さやかに貰ってきた愛情を返し、家族を築いてきたという自信を取り返せるようにするように言ったりとか、他にも細かいところでフォローを入れたり、大切なことを分かっている人だなあと。
仁さんだけでなく、左門も、話し合え、自分を責めるなと、言ってくれたり、菜月が背を押してくれたりと、鷹見沢家はみんないい人たちだなと。
彼らだけでなく、フィーナやミアからも後押しを受けて、さやかと話に行くが、大切なものが崩れてしまうのではないかと思い、弱っているがゆえに、本当の気持ち−迷惑だとなんて思ったことない、家族だと思っていた、信頼していないと思っているのか?−をぶつけてしまい、それに認めてほしい達哉が反論していくうちに、麻衣が「みんなを困らせたくない」と出て行ってしまう。
その後、達哉が追いかけて、逃げ出してしまうのではないかとの不安を抱く麻衣に、何度でも追いかけると伝えて...
何か、麻衣と達哉の方で完結している気もしますが、おそらく全員が弱さを見せることができたからこそ、3人は本当の家族として認めあえるようになったのではないかと思います。
個人的にはリボンを手放したところで終わりでよかった気もしましたが、本当の意味で乗り越えたということのために、必要だったかもしれませんね。
なんだかんだで、さやかルートの足りないところを補っていたのではないかなとも。