FORTUNE ARTERIAL感想7 陽菜ルート

陽菜ルート終了。

素直によかったと言える話かなと。

付き合うまでは順調だったものの、どうも壁のようなものが残る。

それは陽菜の自分のせいで、精神的な負担がかかり、母親が亡くなり、かなでさんや父から母を奪ってしまった、だから自分は幸せになってはいけないと思ってしまう心だったと。

それを聞いたかなでさんが、母親は最後まで陽菜のことを心配していて、自分がお嫁に行くまで見届けると、幸せになるまで守ると約束したと伝えて、叱咤する。
母親のためにも、孝平のためにも幸せにならないといけないと...

姉妹の絆がよく描かれていたのがよかったです。

また、姉妹だけでなく、ずっと友達だと言ってくれたから、救われたと言う孝平の気持ちなどの二人の大切な繋がりがあったのも大きかったかなと。

「恋人になっても、他人になっても、ずっと友達だから」

との陽菜の言葉。普通恋人と友達は別のものにされる気がするのですが、それ重複可能なものとしてみることでいい方に使ったと思います。

陽菜の記憶など、トゥルーに関する伏線がありながらも、それを解決しないでも自然に物語にできる形だった分だけ、吸血鬼関連の三人よりは恵まれていたのかもしれませんね。