FORTUNE ARTERIAL感想8 かなでルート

本当は結構前に終わっていたけど、書く時間がなかったので。

無難に綺麗な話だけど、陽菜ルートがあってこそという感じ。

前半は陽菜に幸平を譲ろうと、かなでさんが遠慮し続けるために気持ちが届かない。本当はかなでさんも孝平が好きなのに...

そこを陽菜の後押しでお互いの気持ちが通じあう。

ここだけだと正直物足りないんだけど、陽菜ルートをやっていると姉妹の結びつきの強さがこれだけ以上に感じられるから、十分なものになる気がします。

しかし、その後かなでさんが先代の寮長に託されて、孝平と2人で一生懸命守ろうとしたケヤキを切らなくてはいけないという話になり、2人の間にまた距離ができてしまう。


他者から見れば、些細な問題かもしれません。

他のルートの困難に比べたら簡単なものでしょう。

でも、それが簡単なものにならないから人の思いは難しく、そして大切なものなのだと思います。


孝平はせめて、かなでさんがケヤキを守れなかったということで他の人から非難を受けないようにと、できることをしようとする。

孝平の気持ちが分かったかなでさんが、自分の役目だとケヤキに最初の斧による切り込みをいれ、再び距離をなくす。

最後にケヤキの木材でベンチを作って...

ちなみにケヤキを植えたのは伊織だったというオチも。
植えた本人だからこそ、ご利益は信じていなくても本当は大切だったのではないかと思います。それを迷わず斬ろうとしたのかとも彼なりの責任感だったのではないかと。



しかし、かなでさんが楽しいだけじゃなくて、非常に可愛かったです。
ルート内でなら可愛さは白ちゃんに十分匹敵するのではないかと自分は思ったりも。