夜明け前より瑠璃色な -Brighter than dawning blue- 感想9 リースルート
リースルート終了。
日付がほとんど進まないから、あまり進んでいないのかと思ってやっていたら終わっていたと。
まさかのトゥルー的なものでバッドエンドはないだろうから、仁さんを除いて唯一のバッドエンドですかね。
実際はバッドエンド展開ではないのでしょうが、それでも自分にとってはバッドエンドですね。
ほとんど何も解決していない、大切なものが中途半端すぎるルートでした。
他の全員のルートをやって、最終ルートの前にできるルートだと言う立ち位置からして、最終ルートへのつなぎ的面が大きいのでしょうが、やるせなすぎる。
フィアッカという存在を自分の中に持ち、そんな中徐々に意識が弱くなっていくリース。
他人を消すことを望んでいない、フィアッカは怒っていると答えた達哉に、殴っても構わないとすら言う。
それを拒否した達哉に言った「気が晴れるかと思ったが……」は、むしろ彼女自身がではないかと感じました。罪の意識があるからこそ、誰かに罰を与えてほしかったのかなと。
リースの弱くなる原因は自己に執着しないからで、そうさせるために恋愛をしてほしいと伝え、恋愛ってそういうものじゃないと思う達哉に、もうしているだろうと指摘する。
リースを不幸にしたくないからと達哉に頼んで。
その後、デートをし、リースの笑顔を見ることと、互いの気持ちの確認ができたかと思ったら、彼女は失踪。
フィーナからリースは密航してきていて、カレンらが追いかけたものも空を飛んで逃げてしまったらしいと言われる。さらにデートのときに渡されたものがお守りで、恋人に渡すものだとも。
リースが去って数日後、便せんが届き、それをリースからだと察して達哉はそこに記された場所に向かう。
そして、彼女と再開。
突然出て行ったこと、心配をかけたことを謝られる。
さらに、リースが正常な状態に戻ったことを告げられたことで、達哉はリースが使命を果たさなければならなくなったことを知る。
そして、達哉はリースを思い続けると心の中で誓い、ずっとあの家で待ってると伝える。家族なんだからと。
別れの時までカウントダウンをしながら、別れる。最後に、リースは「ありがとう」と言い残して。
初めのころに書いた通り、やるせないし、バッドエンドとしか思えないけれど、最後は綺麗過ぎました。別れの話も、天空の映像も、流れるLapis Lazuli -blue mythology mix-もすべて反則すぎる。
Lapis Lazuliは前に別verのでよかったと書いたけど、あのときは歌詞がない曲だけだからこそよくて、今度は歌詞入りのアレンジが最高すぎた。状況にあっていない歌詞もあるんだけど、それでもね。というかLapis Lazuli自体いい曲すぎるのですが。
分からなかったのがリース視点のとき、自分のやり方で達哉たちを守るとリースが思ったこと。
護るって何からだろう...何かあるんでしょうか。
人気投票でフィアッカが人気だったことからしてもまさかこれだけで二人の出番が終わることはないでしょう。きっと最後に繋がるはず。
残りは最終ルート、「夜明け前より瑠璃色な」だけとなりました。ここまでのからして、期待を裏切られることはまずないでしょう。楽しみたいと思います。